研究の目的  
    池永研究室では、次世代ユビキタス・アンビエント情報化社会(いつでも、どこでも、安心して、心地よく)を睨み、その実現の鍵となる様々な画像/映像情報システ ムを実現することをテーマとして掲げ、その鍵となるアルゴリズムからシステム設計まで幅広い研究開発を行っています。 現在、動画像圧縮システムと動画像フィルタ・認識システムの大きく2つのテーマを掲げています。前者では、次世代画像圧縮規格(H.265/HEVC)に 基づくスーパーハイビジョン向け動画像圧縮、次世代TV会議システム向け動画像トランスコーダの研究課題に、後者では、クラウドベースの映像検索・認識シ ステム、超高精細ディスプレイ向き高画質超解像/HDRフィルタ、スポーツシーン解析や監視カメラ等の映像機器向け物体追跡、特徴抽出などの研究課題に取 り組んでいます。アルゴリズム評価だけでなく、アーキテクチャ検討から最終的には実時間組込みシステムやLSIとして形にすることを目標に研究を進めてお り、2004年から教育用チップも含め27品種のアプリケーションLSIやFPGAボードを用いた実時間デモシステムを実現してきています。
 また、情報産業の発展に貢献することを目標に、現在までに、科研費、博士課程教育リーディングプログラム、グローバルCOE、戦略的創造研究推進事業 CRESTなど、多くの研究プロジェクト・教育プログラムを展開してきています。また、多種多様な企業との産学連携を通じて、最先端の研究テーマ設定と情 報発信を常に意識して活動しています。さらに、清華大学、南京大学、工学院大学など国内外の大学との共同研究を推進しています。

 

 
 
 

ターゲットとする応用領域

 
 

ユビキタス・アンビエント情報化社会を担う画像・映像情報システム

 
   
 

現在の研究の方向性

 
 

 

研究課題

 
 

アルゴリズム、アーキテクチャから実時間システム・システムLSIまで

 

 

試作したアプリケーションSoC

 
   

 

FPGA上の実時間映像システム

 
 
 
 
 

GPU/マルチコア上の実時間映像システム

 
 
 
 

  その他の活動  

 

<研究教育プロジェクト(文部科学省関連)>

科学研究費助成事業(挑戦的萌芽): 2016年度〜2018年度

  「カメラからの映像情報を入力とした完全自動3次元スポーツ解析技術」 研究代表

科学研究費助成事業(基盤研究B): 2014年度〜2016年度

  「非線形超解像を用いた低コスト超高精細動画像圧縮システムの研究」 研究代表

博士課程教育リーディングプログラム: 2013年度〜2019年度

  「実体情報学博士プログラム」 プログラム担当

科学研究費助成事業(基盤研究B): 2011年度〜2013年度

  「超高精細動画像向け画像圧縮LSI構成法の研究」 研究代表

グローバルCOE: 2007年度〜2011年度

  「アンビエントSoC教育研究の国際拠点」 副研究総括、事業推進担当者

知的クラスター創世事業(第II期): 2007年度〜2011年度

  「ICTアプリケーションLSI IPとその設計基盤技術の研究」 研究メンバー

知的クラスター創世事業: 2002年度〜2006年度

  「ユビキタス情報処理用システムLSI」 研究代表

  「超高速信号処理LSIチップ用回路設計・実装技術」 研究メンバー

戦略的創造研究推進事業CREST: 2006年度〜2011年度

  「超低消費電力メディア処理SoCの研究」 研究メンバー

ハイテク・リサーチ・センター整備事業: 2007年度〜2011年度

  「高機能材料デバイスとシステム開発研究」 研究分担者

科学技術振興調整費人材養成: 2003年度〜2007年度

  「システムLSI設計のための基盤ソフトウェア」 プロジェクトメンバー

・ その他: 大手メーカー、LSI設計企業、半導体ベンチャー等と共同研究・委託研究を推進

 

 

<国際会議発表>



<表彰>


<海外交流>

 
   
早稲田大学
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